2025年8月9日
一般社団法人日本理科教育学会
会長 和田 一郎
この度,令和7年8月9日第2回理事会におきまして,一般社団法人日本理科教育学会代表理事(会長)に選任されました和田一郎でございます。任期となる2年間を理事会,各種委員会,各支部から選出された評議員の皆様とともに尽力したいと思います。
日本理科教育学会は,2022年度には創立70周年を迎えた長い歴史をもつ学会として,理科教育の振興普及に大きな貢献をしてきました。また,2025年度は本学会が一般社団法人化されてから10年目の節目の年となります。この間,歴代の会長をはじめ理事会の皆様の多大なご尽力により,現在,学会の財務状況は安定化しており,全国大会における質の高い研究成果の公表をはじめ,オンラインコミュニティを活用した各種セミナーなどの実施による会員の相互交流の活性化などを通じて,若手研究者の育成や学校現場の関係者の学会への参画も進んでおります。しかし,学会を取り巻く環境は,人口減少に伴う会員の減少をはじめ,困難な状況が予想されます。私は,本学会が推進してきた「理科教育学研究」や「理科の教育」の刊行,次世代企画やダイバーシティの観点からの改革など,これまでの学会の従来の方針は踏襲しながら,時代の変化に即応する学会運営のあり方の検討が急務と考えます。特に,以下の点を重視しながら本学会の一層の充実を目指して,会員の皆様と邁進していく所存です。
この間のオンライン全国大会の導入をはじめ,各種セミナーの開催など,新規の魅力的な取組により,これまで以上に研究成果の公表の場や学びの機会が増加しました。こうした取組の充実と併せて,全国大会の運営体制の見直しなど,学会機能の強化に向けた取組を進めます。
教科教育に関わる教員が多忙化する中,学会として学術研究を埋没させない取組は急務の課題です。学会誌「理科教育学研究」や「理科の教育」の充実,研究推進委員会等による学術研究の活性化の取組を検討します。
本学会は,理科教育における最新の理論はもとより,高度な実践,カリキュラムや教材等が会員によって日々創造され,そうした英知が結集されている場です。それらを広く発信し,普及する方策を検討します。
この間,推進してきた女性会員の増加と活動の一層の充実を図る方策を検討します。
以上,学会をさらに発展させるために微力ながら努力いたします。皆様のご支援とご指導を賜りますよう,何卒よろしくお願い申し上げます。